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川崎市麻生区の実家、片づけと売却をどう進めるか|新百合ヶ丘の二次相続の波

緑豊かな麻生区の新しい住宅街と実家じまい相談室のバナー、相続の波が来ているエリア

「麻生区の実家、どうするか決めないまま、もう何年も経ってしまった」——そんな状態のままになっていませんか。

川崎市麻生区に実家がある方の中には、ご家族が亡くなったあと、遺品の整理も、家の今後も、何から手をつければいいか分からずにいる方が少なくありません。

実際、相続を控えた方を対象にした調査では、半数以上の方が「実家をどうするか、まだ考えていない」と答えており、これは決して珍しい状態ではありません。

このページでは、川崎市麻生区で実家を相続した方に向けて、次の内容を順を追って紹介します。

  • まず取りかかるべき遺品整理の進め方
  • 空き家のまま置いておいた場合に起こること
  • 売却を考えるときに知っておきたい税金の話
  • 家族間で意見がまとまらないときの考え方

すべてを一度に決める必要はありません。今、気になっているところから読んでいただければと思います。

目次

麻生区は「新しいまち」に見えて、二次相続の波が来ているエリア

川崎市麻生区は、総務省が実施した令和5年住宅・土地統計調査で、空き家率8.15%という数値が出ています。これは全国平均(13.8%)を大きく下回る水準で、沿線の中でも特に低い部類に入ります。

新百合ヶ丘を中心に、麻生区は「新しく、ファミリー層に人気のあるまち」というイメージが強いエリアです。しかし、そのイメージ通りの若いまちであるからこそ、これから二次相続の波がまとまってやってくるという側面があります。新百合ヶ丘は1974年の駅開業、1984年の区画整理完了という計画都市であり、当時家を建てた世代が高齢化を迎えつつあります。実数では7,210戸の空き家があります。

一方で、柿生周辺には古くからの木造密集エリアが残り、新百合ヶ丘とはまったく異なる土地の性格を持っています。「麻生区」とひとくくりにせず、駅ごとの開発の歴史を踏まえて考えることが、実家じまいをスムーズに進めるポイントです。

まず直面する「遺品整理」をどう進めるか

実家の今後を考える前に、多くの方がまず向き合うことになるのが遺品整理です。何から手をつければいいか分からない、という声をよく聞きますが、大まかな順番を知っておくだけで、気持ちの負担はかなり軽くなります。

一般的な進め方
  1. 貴重品・重要書類(通帳、印鑑、権利書、保険証券など)を先に探し出す
  2. 形見として残したいものを、家族で確認しながら仕分ける
  3. 残りの家財を、リサイクル・買取・処分に分けていく
  4. 最後に清掃を行い、家の状態を整える

柿生周辺の古くからの住宅では、代々受け継がれてきた農具や、地域の歴史にまつわる品が出てくることもあります。量が多く自分たちだけで進めるのが難しい場合は、遺品整理の専門業者に依頼する方法もあります。無料の見積もりを行っている業者も多いので、まずは相談してみるのも一つの方法です。

特に重要“とりあえず賃貸”の前に知ってほしい、3,000万円控除の落とし穴

家の中を片付けたあと、「売る」「貸す」「そのまま置いておく」のどれを選ぶか、迷う方は多いと思います。ここで一つ、知っておいていただきたい制度があります。

相続した空き家を売却する場合、条件を満たせば「相続空き家の3,000万円特別控除」という制度を使うことができます。これは、売却で得た利益から最大3,000万円を差し引ける制度で、条件に当てはまれば、売却にかかる税金がほぼゼロになるケースもあります。

主な条件
  • 建物が昭和56年5月31日以前に建てられていること(旧耐震基準)
  • 亡くなった方が一人で住んでいたこと
  • 相続が発生してから3年目の年末までに売却すること
  • 一定の耐震基準を満たすか、更地にして売却すること
注意

「とりあえず賃貸に出してから考えよう」と一度貸してしまうと、この特別控除が使えなくなります。将来的に売却も選択肢に入れているのであれば、賃貸に出す前に、一度この制度が使えるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

新百合ヶ丘周辺はファミリー層からの賃貸需要も見込みやすいエリアですが、一度貸してしまうと控除が使えなくなるという点は変わりません。まずは売却という選択肢を軸に、制度が使えるかどうかを確認しておくと判断がしやすくなります。

老朽化した空き家、解体費用は実際いくらかかるのか

麻生区内の一般的な木造戸建て(延床30〜40坪程度)を解体する場合の費用は、建物の大きさや構造によって差はありますが、一般的に150万円から250万円程度が目安とされています。

柿生駅周辺のような木造密集エリアでは、道が狭く重機が入りにくいケースもあり、その場合は解体費用が上振れすることがあります。この金額が用意できないことを理由に、解体を諦めて空き家のまま放置してしまうケースも多く見られます。

ただし、必ずしも解体してから売る必要はありません。建物が残ったままの状態で売却する方法もあり、どちらが有利かは土地の状況や建物の状態によって変わります。判断に迷う場合は、まず解体しない状態で査定を受けてみて、更地にした場合との差額を比較してから決めるという進め方もあります。

親・兄弟が話し合いに応じてくれないときどうするか

実家の今後がなかなか決まらない理由として、家族間で話し合いができていない、または意見がまとまらないというケースは非常に多く見られます。ある調査では、空き家をそのまま放置している理由として「親族間でどうするか決めていない」という回答が、解体費用が用意できないという理由と並んで最も多く挙げられていました。

麻生区のように、子世代が都心部など離れた場所に住んでいるケースでは、実家を継いだ後にどう管理するかという現実的な話し合いが、より重要になります。相続人が複数いる場合、実家を共有名義のまま相続すると、後々「売りたい人」と「残しておきたい人」の意見が分かれ、身動きが取れなくなることがあります。

話し合いを進める際のポイント
  • 「売る・売らない」を最初から決めようとせず、まずは実家の状態や価値を客観的に把握することから始める
  • 一人が家を継ぎ、代わりに他の相続人へお金を支払う「代償分割」という方法があることを共有する
  • 話し合いが難しい場合は、無理に自分たちだけで解決しようとせず、専門家に相談する

無料の査定を受けて、まず実家の価値を”見える化”することが、話し合いの最初の一歩になることも多いです。

空き家を放置すると、具体的に何をされるのか

「空き家を放置すると罰則があるらしいが、具体的に何をされるのか分からない」という不安の声もよく聞かれます。ここで、実際に何が起こり得るのかを整理しておきます。

適切に管理されていない空き家は、自治体から「特定空家等」に指定されることがあります。指定されると、まず改善の指導や勧告が行われ、それでも状況が改善されない場合、固定資産税の軽減措置が外れ、税額が最大で6倍程度になることがあります。さらに状況が深刻な場合は、行政による強制的な解体(行政代執行)が行われ、その費用を所有者が請求されるケースもあります。

麻生区は空き家率こそ低いものの、こうしたリスクは率の高い・低いに関わらず、管理が行き届いていない個別の物件に対して生じるものです。段階を踏んで進むことがほとんどなので、早い段階で「空き家をどうするか」を検討し始めることが、こうしたリスクを避ける一番確実な方法です。

ここまで、エリア全体に共通する話をお伝えしてきました。ここからは、麻生区ならではの土地の事情について、あわせて触れておきたいと思います。

新百合ヶ丘は「計画都市」という土地の事情を意識したい

新百合ヶ丘は、農住都市構想のもとで計画的に開発されたまちで、駅開業は1974年、区画整理の完了は1984年です。都市景観100選にも選ばれた、緑豊かで整然とした街並みが特徴です。戸建てストックの多くは昭和50年代〜平成にかけて建てられたもので、築30〜50年ほどが目安になります。計画都市らしく整った区画が多く、売却時の評価もしやすい傾向があります。

柿生エリア

柿生駅周辺は、駅の開設が昭和2年と古く、木造密集の古い中心部を持つエリアです。地名の由来にもなった「禅寺丸柿」という地域の歴史があり、南口では約30階建てのタワー再開発計画(柿生駅前南地区第一種市街地再開発事業)が進行しています。再開発エリアに近い実家は、将来的な資産価値の見通しも含めて相談する価値があります。

百合ヶ丘・読売ランド前エリア

百合ヶ丘は1960年から団地の入居が始まった、麻生区の中でも歴史のある住宅地です。新百合ヶ丘の「先輩」的な存在で、当時入居した世代の高齢化が進んでいます。読売ランド前周辺は、坂の多い地形が特徴の落ち着いた住宅地です。

実家の価値を知ることから、始めてみませんか

ここまで、遺品整理の進め方から、税金、解体費用、家族間の話し合い、放置のリスクまでお伝えしてきました。すべてを一度に決める必要はありませんが、まず「今の実家がどのくらいの価値になるのか」を知ることは、どの選択をするにしても役立つ情報になります。

無料の売却査定を利用すれば、費用をかけずに今の実家の価値を確認できます。査定を受けたからといって、必ず売却しなければならないわけではありません。まずは現状を知ることから始めてみませんか。

家財が残ったままでも、査定・相談はできます

「まだ家の中の片付けが終わっていないから」と、実家の相談自体を後回しにしてしまう方もいますが、家財が残ったままの状態でも、査定や売却の相談は可能です。

片付けと並行して進めたい方向けに、不用品回収の専門業者に相談する方法もあります。残置物の量や種類によって対応が異なるため、気になる方は一度相談してみるとよいでしょう。

まとめ

  • 川崎市麻生区は空き家率8.15%と低いが、新百合ヶ丘を中心にこれから二次相続の波が来る
  • 新百合ヶ丘(計画都市)・柿生(タワー再開発)・百合ヶ丘(団地)で土地の性格が異なる
  • 賃貸に出す前に、3,000万円特別控除が使えるか確認しておく
  • 解体費用は150〜250万円が目安。木造密集エリアは費用が上振れすることも
  • 家族間の話し合いが進まない場合は、まず実家の価値を客観的に把握することから

まずは無料の査定から、実家の今の価値を確認してみてはいかがでしょうか。

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